スーパーシルエットフォーミュラ・シルビアターボの躍進!!フォーミュラレースから学んだシルビアの哲学

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スーパーシルエットフォーミュラ・シルビアターボ

スーパーシルエットフォーミュラをご存知でしょうか?
モータースポーツ用の車両の一種で、1981年以前のFIA国際競技規則・付則J項においてグループ5に分類される車両です。 1 このスーパーシルエットフォーミュラで、シルビアターボが、好成績を残すことになります。

スーパーシルエットフォーミュラとは

日本中を沸かせたスーパーシルエットフォーミュラ

1975年までオープントップのグループ6=プロトタイプ・スポーツで争われていたスポーツカー世界選手権は、1976年からグループ5=シルエットフォーミュラで争われることになりました。日本国内レースにおいても、ほぼそれと同時にシルエットフォーミュラの人気が高まってきていました。そして1979年に富士グランチャンピオン・シリーズの前座レースとして富士スーパーシルエットシリーズが始まり、人気に拍車をかけることになりました。 2

サーキットを沸かせた7台のスーパーシルエットフォーミュラ

サーキットを沸かせた7台のスーパーシルエットフォーミュラを代表する象徴的なマシンをクローズアップしてみましょう。
日産 スカイラインターボ:
ベースは、6代目のR30スカイラインです。日本のシルエットフォーミュラといえばこのトミカスカイラインターボをおいて他には考えられないと言われています。

日産 シルビアターボ:
ベースは3代目S110型シルビアで、ドライバーは「日本一速い男」星野一義が担当していました。星野一義は、様々な記録を出しました。

日産 ガゼールターボ:
S110シルビアと兄弟車の初代ガゼールがベースです。ブルーバードに乗り換えるまで、柳田春人がドライバーを担当していました。

日産 ブルーバードターボ:
ベースとなったのは、6代目910型ブルーバードです。ドライバーの柳田春人が2度のチャンピオンに輝いたことで話題になりました。

トヨタ セリカLBターボ:
ベースとなったのは2代目セリカリフトバック2000GTです。KKK製ターボチャージャーを取り付け、車重860kgで560㎰もの出力を誇り話題を呼びました。

BMW M1ターボ:
BMWがランボルギーニと共同で開発したことが話題になりました。日産ターボ勢と熾烈な争いを繰り広げたことは、若者たちを中心にファンを魅了しました。

マツダ RX-7ターボ:
ベースは初代サバンナRX-7です。ロータリーエンジンは非力なA12型からパワフルな13B型に換装したことが話題になりました。
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日産 シルビアターボのベースは3代目S110型シルビア

日本一速い男の異名を持つ星野一義がドライバーだったことで有名な日産シルビアターボです。
1981年にKS110(※1)をベースとしたシルエットフォーミュラカーがデビューしましたが、市販車のモノコック(※2)の暫定使用の車両でした。翌年1982年にKS120(※3)ベースのマシンが投入され、パイプフレーム構造(※4)とサイドラジエター(※5)を採用して完全なるシルエットフォーミュラマシンに進化しました。 4

※1. シルビアのS110の型式。 5
※2. 車体・機体の外板に応力を受け持たせる構造のことをいう。 6
※3. シルビアの型式。 7
※4. 自動車の構造の技術。 8
※5. 液体や気体の熱を放熱する装置である。 9

まとめ

スーパーシルエットフォーミュラは、日本では、火を噴く日産ターボ軍団と言われていたようです。それもそのはず、市販車をベースとしながら排気量は無制限、トレッドの拡大やオーバーフェンダー、ウイングなどは形状も材質も自由とされていたため、かなりの速度が出ていました。そのため走行時、路面から火花が出ていることも良くあり、それが特に若者の心を掴んだようです。